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2018年9月10日

課を越えて調査結果を共有し、利用者・予備軍の本音を探ろう

昨日の続き  

2018/9/9  少ない調査数をよく研究すると、本質が立体感をもってわかる 

木下氏の知り合いは、小川政信氏。 経営コンサルティング会社の代表 。  

5年前にこんな本を出している。
アマゾンの口コミはいろいろ。
興味のある方はどうぞ。

「マーケティングは『3人』に聞きなさい! ――ビッグデータの前にN3


 「3人」って、購買者、当事者のことなのね。

 大井尚司教授(大分大学経済学部)が、大分市と連携して、予約制乗り合いタクシーの実証実験をした。

  5年前の報告がこちら。

   公共交通の維持における住民参画の方法の模索
      ~大分市「ふれあい交通」における取り組みから~

教授は「アンケート調査や住民説明会では、実際の利用者のニーズの把握が十分できなかった」と、反省している。

利用しない「利用者」』と『真の利用者』の峻別を的確に行い、ニーズを反映する住民参画の仕組みが必要だ」と述べている。

実際の利用者は、一般に高齢女性が多い。
行政のアンケートに不慣れで回答しない人も、説明会に行きたくとも会場まで移動手段がない人も、きっと多いに違いない。

由布市の福祉・介護の調査で、『真の利用者』(=当事者)のことが、すでにこんなにわかっている。

外出時にユーバスを使う割合は、女性が男性の4倍だ。

施設等で暮らしたいと回答したうち2割近くは、「生活が不便な場所に住んでいるから」

2018/9/4  広く浅くの住民アンケートは平均値。効果的な政策にならない 

この投稿で指摘した属性の住民のところに出かけて行って、丁寧に話を聞いてみよう。

少ない人数でも、過疎地での「生活のための移動」の本質が、立体感をもってわかるはずだ 

少ない費用で、効果的な調査ができるのだ

総合政策課は、コンサルに委託までして、どんな『アンケート』をするつもりなんだろう 

2018年9月 9日

少ない調査数をよく研究すると、本質が立体感をもってわかる

  このブログを始めた頃、木下敏之という方が「夕張希望の杜」を応援するMLを発信していて、受け取ってました

 ある時、「知り合いがNETアンケーのト回答者を募集している」と。
 申し込んだものの、うまくダウンロードできなくて、担当者にいろいろ教えてもらって、どうにか回答できました


 その方に、効果的な需要調査の話を教えていただきました。
 それは、「調査対象(N)が多ければいい、というものではない」
 以下、その時のメールの一部です。 
   (ご本人に断ってないけど、許してもらえると思って紹介します)
 木下氏が私の手法を推薦しているのは、
N=3でわかりはじめる
N=30人のデータでほとんど意思決定ができる、くだりです。

 それを彼は体験的に既に知っています。
私のセミナー数日間の特訓コースに参加してくれて以来です。
 統計といって、多くのサンプルを集めても、実際には意思決定に役立たない。
 
 なぜか。
 平均を見るから。

 また、設計が甘い。
 また、本当にどうなっているのか「立体感がわかない」。

 少ないサンプル数を本当によく研究すると、「立体感が湧いてきます」
 「あれ、おかしいぞ」
 「こんなことを何割の人が訴えているのか、商品が欲しいと言っているのか」
などわかります。

 それでさらに重要な意思決定ポイントを設計していけばいい。
一週間ごとに3回もやれば、そうとう本質が判ります。

 それは統計解析では到底、到達できない、本質かつ戦略的なことになります
 
 鍵はこれだけです。
 あとはやるだけです。

2018年9月 8日

『納税者目線のプロ』と一緒に、湯布院のまちづくりを再び♪

 9/6の続き
 そのため、市長に提案したいことがふたつ
 ひとつは、意見を聞く住民は誰か?

 現に公民館で活動している住民だけでなく、
本気で社会参加したい住民の話をしっかり聞くこと。

 今やっていることだけでなく、
これから何をやりたいか、が重要。
 50年は使う施設だから、若い世代の話も聞くこと。

 でも、市民が将来の活用につながる提案をしても、なんだかんだと理由をつけて設計に採り入れないかもしれない。

 「技術的に難しい」「金がかかる」と言われると、市は認めてしまう。
 本当の理由はわからないまま、市民は諦めるしかない。

 そこで、もうひとつの提案は、建築・施工や設計・監理の知識を持つ市民を3人以上は募集して、住民と設計業者と市との3者の間で、技術面の通訳になってもらうこと。

 
納税者の立場で、少ない予算でも良いものを作るアイデアを設計業者と考えるためだ。

 『3人寄れば文殊の知恵』って言うじゃない
 
それを面倒くさがったり嫌がるような業者なら、契約しない方がいい。

 市が 『納税者目線のプロ』に活躍してもらった例がある。

2018年9月 6日

目的は、ハコモノ作りじゃなく、住民の暮らしと文化の質を上げること


 3年前、市はあるパブコメを募集した。
その時の投稿に、こう書いた。
 「由布市総合計画 基本構想」の目的は、「計画書を作って配る」ことではない。「計画を実践して、住民の暮らしの質を上げる」ことだ、と。

 複合庁舎も同じ。
目的は、見た目に立派な施設を建てることではない。

竣工後、施設を活用して住民の暮らしと文化の質を上げること
だ。

 そのためには、限られた予算でも、使い勝手がよく、質の高いハコが必要だ。

 「社会教育機能を増やした」という一言で4億円が7億円になるような安易な設計では困るのだ。

 予算内で、施主の希望に優先順位をつけてどう設計に反映させるかが、『
設計者の腕の見せ所』だからね
 それとも、施主(由布市)の要求が盛り沢山過ぎたせい?

 市議会の動画を見られる環境の方は、H29年9月13日の工藤俊次議員の質問と市側の回答をどうぞ。
(29分くらいから) 
 
 工藤議員は、今年初夏、急逝されました。
由布市民にとって惜しいことでした。
合掌

2018年9月 5日

市民の意見を設計に反映するのが「プロポーザル」  

 湯布院中央公民館と湯布院振興局を建て替えて複合施設を作るらしい。

 誰にでも見えるハコモノ作りに熱心なのはいいけど、市民に見えにくい生活インフラを後回しにしないで
ほしいな。
こっちも、もうちょっと真剣になってよ。

 それでも、設計業者を決める二次審査公開プレゼンテーションに行ってきた。
心配してることがあるからだ。

 市HPの「二次審査のご案内」によると、
基本構想を実現するための技術提案を審査して、設計者として最もふさわしい考え方を持っている設計事務所を選ぶらしい。

重要なのは、ここ!

具体的な内容は、契約後に協議を行いながら決定していくので、
市民の皆さまの意見を設計内容に反映させることができます!!!

市自ら、感嘆符を三つもつけている
 
ほんと
 
期待しちゃうわよ

それというのも、庄内公民館では、市民塾で要望を聞きアンケートも取ったようだが、
基本構想や建設場所にどう反映させたのか、議論した記録が無い
のだ

 業者が決まってからの利用団体ヒアリングは、
聞き取った内容すら記録が無い
もちろん、
設計に何がどう反映されたのかは全く不明

 こんなんでは、とてもとても「市民の皆さまの意見を設計内容に反映させることができます
」なんてことにはならない。

庄内公民館は社会教育課が担当した。
湯布院の複合施設は、湯布院振興局の「湯布院地域複合施設建設準備室」が担当する。

 庄内公民館の二の舞にならないよう、お手並み拝見。
そのためにも、公開プレゼンは行っとかなくちゃね!

 

2018年9月 4日

広く浅くの住民アンケートは平均値。効果的な政策にならない

 由布市は、また住民アンケートを取ると言っている。
しかもコンサル委託。
何百万円も税金を使うだけの成果があるのだろうか
 8ページには、「利用しない人まで含めて、廃止に反対」
 そう
 
広く浅く調査すると、「利用しない人」に左右される
だから 「利用してもらえないコミュニティバス」ができてしまう
現地調査せずに市役所の机の上で考えたら、なおさらだ。
 そこで、8/23の「高齢者保健福祉計画及び第7期介護保険事業計画」の後半、改定時の住民アンケートを見てみよう。
 調査票配布は約9300人。回収率68%
 要支援要介護認定を受けた住民 1450人。 回収率63%
 これだけの規模の調査は、そうしょっちゅうはやれない。

P85~86は、外出状況について。
外出を控えている人の2割は交通手段がない。
外出時にユーバスを使うのは6.8%(男性2.5 女性10.0)。
P102は、施設等で暮らしたいと回答した者の17%が、「生活が不便な場所に住んでいる」
 この人たちに、市の予約制送迎タクシー(週3回以上)、または市のバックアップによる地域住民の有償自家用運送などがあれば……、
どのくらいの住民が外出を控えなくてよくなるのか?
 在宅期間を延長できる可能性は、いかほど?

こういう人たちにこそ「公共交通」は必要
 この選択をした回答者の属性を逆に調べていけば、わざわざ業者委託して総合政策課が広く浅くアンケートしなくても、何かがわかる。

 その作業の中で、コミュニティバスのアンケートの対象とすべき住民の範囲が絞られ、必要な質問項目も見えてくる。
設計段階でこういう基本的なことを確認するのが、効果的なニーズ調査なんじゃない?

2018年9月 2日

「利用してもらえないコミュニティバス」は要らない

 公共交通の先進地、菊池市の事例が国交省HPに載っている。
 菊池市の見直しは、補助金で運行している路線バスを廃止するところから始まった。
 今の由布市は、生活エリアの一般路線バスはユーバスに切り替え済みだから、その苦労は無い。
 でも、
業者との交渉力が重要なのは見直しも同じ
  
 9~10ページの見出しは、「利用してもらえないコミュニティーバスができやすい」
 
 由布市を振り返って、思い当たるところ、あるかしら?
 9ぺージの上段。
「広範囲なエリアを対象としたり、複数のエリアで行ったりせずに、
まずは、小さなエリアで実証し、内容の良し悪しを確認し、担当者や事業者の経験を積ませていくことが大事だ」。
 「3町、全コース、そろって一斉に!」じゃなくていいのよ 
「利用してもらえないコミュニティバス」は要らないんだから。
 まずはモデル実験でいいから、具体化して、やってみることが大事。
 そうすれば、他の地区の住民も
イメージが沸き、声が上がる

 具体化の中で
「住民が意識して利用しないと、維持できない」という共通認識も生まれやすい
 
 その方が、
住民の暮らしにも、市の懐具合にも合う 「身の丈」の施策になる。
 過疎地域の交通事業者の存続にも繋がる。
 

2018年9月 1日

ボートピアに新たな心配。地震と 大雨で土砂崩れ 

 今日は防災の日

このところの暑さや雨は、温暖化の影響なんだろう。
海水が熱を蓄えきれなくなったからという説がある。
先が空恐ろしい


 小規模な地震も頻発し、南海・東南海トラフも不気味だ

 以前から懸念していたことが本格的に心配になってきて、Yufu市民オンブズマンで相談して、9月議会に陳情書を出した
 「 ミニボートピアの協定の撤回、または造成の安全基準引き上げと依存症対策の財源確保を追加することを求める陳情 」
      
「1411botopia-tinjo.pdf」をダウンロード
 
 提出後、報道特集だったかな?
地下の雨水貯留槽の場面で、「東京都建設局が、
時間雨量の基準を50ミリから75ミリに変更した」って。
 国も、近々変更するのかな?
 
ボートピアのことで、4年前の12月議会に出した陳情はこちら
     「1411botopia-tinjo.pdf」をダウンロード


この時は、ギャンブル依存症や公営賭博の是非が主
審査結果はこちら
   
「1412kekka-botopia.pdf」をダウンロード

 全国市民オンブズマン連絡会議は、同年9月の全国大会で「IRカジノに反対する決議」をしました。
 陳情書の最後に、参考として記載しているので読んでみてください。  
 

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