カテゴリー「地方自治」の投稿

2019年8月 4日

ジャンボタクシーは貸切車両。実際にかかる費用で契約しよう。

昨日の続き。
ユーバスの非効率も、「情報の非対称性」が理由のひとつではないかと書いた。

2019/8/3  住民サービスの提供は、知識・情報がないと経済的不利益を被る

 でも、シャトルタクシーの例なんか見ると、業者が……とかいうより先に、市長・職員の思い込みや勉強不足があるんじゃないかしら?

 タクシーの場合、電話待ちするオペレータがいて、運転手が客待ちして、予約があったらそこまで回送して、実車でお客をお送りしたら、回送で戻ってくる、ってのが賃走料金
途中で次の予約が取れたらラッキー!だ。

 シャトルコースの運行日時は決まっているので、メーター料金に含まれる客待ちのロスもオペレータの費用も要らない。
おまけに210号線は50~60㎞/時でスイスイ走れる。
しかも、往復実車で回送はほぼ無い。

実際にかかっている費用がどれだけ少ないか、誰でもわかる。
 
ユーバス委託は、由布市が運行表に合わせて貸し切って、由布市が運賃を取って住民を乗せている。
車両貸切の料金は、当事者が契約で自由に決めるもので、運輸局が公認したタクシー料金を使う必要はない。
大きな市区も小さな町村も独立した自治体。
運輸局は、「(当局の方から)とやかく言えない」 「(どんなに割高な金額でも)契約する由布市の判断」と、そっけない。

 2018/8/1  自治体が運営する公共交通の委託料金は、業者との話し合いで決まる

 29年度、シャトルタクシーが大分バス委託になったが、大分市から回送するなんてかなり無理があると思ってた。
案の定1年で契約は終了。

 29年度末の公共交通対策検討委員会で、タクシーに戻すというので、上記の指摘と時間制契約の提案をした。
でも、30年度以降も、距離制メーター料金のまま。 

 単にケチっているんじゃなく、
実際にかかっている金額で契約して、余分に払っていた予算で増便・新コースを! 住民の利便向上を!
ってことなんだけどな。

 納税者目線だと、まさに「情報の非対称性」状態の契約……

 地方自治法第2条14項の「最小の経費で最大の福祉」にならないじゃん……💦💢

2019年8月 3日

住民サービスの提供は、知識・情報がないと経済的不利益を被る

「情報の非対称性」って、聞いたことある?

数年前、Eテレの「オイコノミア」という番組を知って、毎週録画して見ていた。
そこでよく出てきた 近代経済学の用語だ。

経済的に効率的な価格や取引量は、一般に「売り手」と「買い手」の間の需要と供給のバランスで決まる。
これに対し、「売り手」と「買い手」の間の専門知識と情報に差がある場合の、その不均等な情報構造を「情報の非対称性」という。

検索すると「情報の非対称性があるとき、一般に市場の失敗が生じパレート効率的な結果が実現できなくなる」だって。

「パレート効率的」⁉⁉
要するに、集団内の誰もが等しく最大の効用を得ている状態のことみたい。

「売り手」のみが専門知識と情報を有し「買い手」はそれを知らない、という場合を「情報の非対称性」という。
この場合、売り手が得をし、買い手が損をして、「パレート効率的」な結果が実現できなくなる。
これを「市場の失敗」というようだ。

 嗜好品の取引はそれでもいいのかもしれないけど、公共の場面では、それは困る。
職員に知識がないばっかりに、業者の言うなりの契約をして、投入した税金が住民サービスの質と量に反映されない……ってことでしょ? 

なんだか、湯布院のユーバス(バス・タクシー)のことみたい?

 だって、1~3年で異動する職員が、異動すぐから専門的知識を持って……なんて無理な話。
そこは、市民の中のプロと手を組んで、知恵を働かせて、WNWINの取引ができるよう業者と交渉したいね。

  

 

2019年8月 1日

当事者に便利でも、業者に不都合な見直しはしない? 

 3/30の続き 由布市はとっくにユーバスの抜本的見直しを宣言していた

この重点戦略プランは、前半の5年間の分で、自治体の公共交通としてはかなり高いレベルの目標を掲げている。
もう4年目なのに、計画と現状とで、こんなにギャップがあるのはどうしてなんだろう……。

プランには「新しい交通モード」というのが何度も出てくるが、その一つが予約制送迎(デマンド)。
7年余り前に龍原コースがデマンド化した。
大きな成果があがったのに、年を重ねる毎に、利用者も収支率もどんどん減って、当初は何人もいた利用者が今は一人みたいだ。
 こちらのコース別・往復別利用状況の「デマンド」が龍原コースのこと。

龍原コースは、週1回運行で、各集落を順に廻る決まったコースを走って6460円の委託費。
誰も乗り降りしなくてもだ。

しかし、デマンドになると、予約した人の家を順に廻って、回り道はしないで最短コースで中心部に行くので、1回の運行で2000円ほど。
予約がなければ運休。
タクシー会社にとっては面白くないよね💦

 

だから、住民には好評で利用者が増えても由布市がデマンド実験を拡大しないのは、業者の都合を考慮してのこととしか思えない ⤵💧⤵
何のための「重点戦略プラン」「新しい交通モード」なのかしら⁉

時間が合わなくて個人的にタクシーを雇ってるから、復路の予約がないのかもしれない。
そしたら、ユーバスが片道タクシーの需要を呼び起こした証明になる。
タクシー会社の運転手に聞けばすぐわかることなのに……。
「帰りの時間が合わない」という声は、利用者アンケートでもわかっていたのに……。

(もちろん、利用者の希望に沿う時刻に変更するかどうかの検討も必要)

 

2019年7月31日

重点戦略プランを立てた当時の担当課長は、今の市長

由布市の重点戦略プランの公共交通は、4年前の合併特例市としては、大したものだと感じている。
だから、パブコメ当時、どっかのコンサルが持ってきた資料を載せただけか……とか思って記憶に残していなかったようだ。
今頃やっと見つかって、返す返す残念! 

そこで、3/31の続き
 由布市の目標は収支率20%。値上げせずに達成するには? 


 H26・27年度、「第1次総合計画の検証・評価および第2次総合計画の策定」のための調査などを、由布市は九州大学に委託した。
 担当は総合政策課で、当時の課長が今の相馬市長。
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 「第1次総合計画の検証・評価」で、「定時定路線が地域事情に合ってない」「自家用有償運送が適切」ということは、しっかりご承知のはずだ。

  27年度のバス担当職員に聞いたら、その流れで九大関係者のアドバイスで計画を作ったらしい。
 相馬氏は、2年目は総務課長に異動し、副市長を経て市長になって、もうすぐ丸2年。
 見直しはいっこうに進んでないんだけど……どうして?

2019年7月26日

暮らしの足に困っている人は、市長の公約を確認してみませんか?

 昨日の続き。
  公約を確認できるよう、任期中、選挙公報を市のHPに♪

 私は長年、毎日新聞なんだけど、ちゃんと報道されていた。
見逃したのかな? 覚えてない……。

 毎日新聞 2019/6/6
 選挙公報HPから削除 公約、検証できぬ 選挙後、半数の都道府県

記事の内容は、左下方の≪続きを読む≫をクリックしてね

 記事中の『現職と新人の公平性』は、公約を守れない現職議員が喜びそうな削除理由ですね(笑)
 他の選挙と紛らわしいなら、候補者説明会あたりから選挙終了までアクセスできないようにすればいい。

 ちなみに現由布市長の選挙公報はこちら。(90度左に回してください)

ダウンロード - 1710somasikoyaku.pdf

「5つの想い」と「7つの約束」の項目の多くが「誰もが利用しやすいユーバス」に関連してますよ。

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2019年7月21日

議会は進化する? 市民参加で政策立案能力アップ♪

昨日の続き。
2019/7/19 交通事業者も『民』 「官民協働の仕組み」で知恵を絞ろう

文中にリンクした総務委員会陳情説明資料の中ほどに、以下のように書いた。

言わずもがなだが、由布市議会基本条例では、
第7条に「請願及び陳情を市民による政策提案と位置付ける……」
第17条に「第7条の規定にのっとり、請願及び陳情の審査を行うにあたっては、それらの市民による政策提案と位置付けるとともに、その審議においては、提案者等の意見を聴く機会を設ける……」
と定めている。
今回、説明の時間はたった10分。
同17条「委員会は……所管する事案等について、市民との意見交換を積極的に行う……」 をどんどん実行していただけるよう望みます。
  (引用おわり)

言ってる市民が誰であろうと、提案の中身で判断していただけると嬉しいのだけど……。

こんなことしてる議会もある。
『市民フリースピーチ制度』(愛知県犬山市)

犬山市の議会事務局に電話してみた。
選挙があって休んでて、今年、9月議会で4回目をやるそうだ。
1・2回目は夜間で、3回目は日曜日だったそうだ。
それもあって、傍聴席が埋まるんだね。

  毎日新聞で紹介されていた(2019/4/19)。
  記事内容は左下の≪続きを読む≫をクリック

 

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2019年7月19日

交通事業者も『民』 「官民協働の仕組み」で知恵を絞ろう

「もっと便利なコミュニティバスを考える会」の集まりでのこと。

ある会員がこんな話を聞いてきた。
湯布院盆地の縁の地区で、市長を囲む懇談会があった。
「外出に困る高齢者が多い。うちの地区にもユーバスを」と言うと、市長が「ここみたいなところは、市内のそこら中にある」と言って、それ以上は話が続かなかったらしい。
また聞きなので少し違うかも。
本当のところを知りたいな。

他の会員からは、
「地域の声は、ちゃんと市長に届いてるじゃん」
「だから、早く第2次総合計画を実行してほしいね」
今年4月に抜本的に見直してるはずだったのにね」などなど。

  バスの会と私が求めているのは、「公助と共助で、自家用有償運送を過疎地を走る実費で委託。可能なら予約制送迎も」というもの。
たぶん、バス会社・タクシー会社は、現行(定時定路線)のように楽して儲けることが難しくなる。
 だから、なんだかんだ言って市長は先送りしてあげているのかな?

 今のままでは、市内のたくさんの交通弱者が生活不活発病やフレイルになる、認知症が進む、自宅で充実した老後を送れなくなる、
地元商店の売り上げが落ちる、
親が子どもの送迎に追われる、等々。

 そういうことのないよう、適正な利益の範囲で業者に協力を求め説得するのが市長の役目なんじゃないかしら。
「公共交通専管職員の配置」に代わる「官民協働の仕組み」で知恵を絞れば、WIN WINのアイデアがきっと出てくる♪
業者も「民」ですよ♡

 

2019年7月10日

学校の長寿命化計画と、小学校統廃合

全国市民オンブズマン連絡会からのMLにこんな記事。
≪学校施設の8割 長寿命化計画未策定 財務省調査≫   
  産経新聞の記事。
  下方の≪続きを読む≫をクリック

長寿命化って、橋のことでは調べたけど箱ものにもあるんだ❗
 

総務省の指示で、自治体は公共施設等総合管理計画を作った。 
由布市の公共施設等総合管理計画はこちら。
     (H29年3月作成)

修繕や取り壊しの補助金をもらうためにも必要らしい。
当時の担当者の話では、計画はとりあえず箱ものの現状把握。
具体化はこれからなんだって。
もう2年過ぎたけど……??

道路・橋・水道施設など、生活に欠かせない施設は、最後の1ページだけ⤵

さて、「教育系施設」はP44・45。
27施設の6割が築30年以上。
統廃合を進めれば老朽施設の割合は減るが、学校がなくなることは、地域再生の目標を絶たれるのと同じ
お金の問題じゃ済まない……。

 

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2019年7月 4日

ユーバスの「公平性」は、周辺部のどこに住んでいても乗れること

昨日の続き
  7/3 65歳以上の市民で、ユーバスで外出するのは7%

 病気や介護度が重くなった時、「施設で暮らしたい」と答えたのは回収数の24%、1533人。
このうち17%、263人が「生活に不便な場所に住んでいるため」と回答している。

もしユーバスがもっと便利だったら、自宅の暮らしを長くできる人はどのくらい? 

 毎年何千万円もかけてユーバスを走らせて、それで外出する高齢者は回収数のうち7%。
つまり、65歳以上の在宅市民9269人のうち、ユーバス利用者は648人しかいない……

 中高生のスクールコースを除いて、65歳未満もいるが、ユーバス利用者の多くは高齢者だ。
1乗車当たりの税金持ち出しはいくら?

 市長さんは「公平性」を言うが、どうも3町横並びのことみたいだ。
    市長さんの見解はここをクリック

私が考える「公平性」は、どこに住んでいても大きな経済負担なく通院・買物・社会参加ができること。

 湯布院町で言えば、盆地の中の人は、「片道が千円札で足りるなら、いつでもどこでものタクシー」で自助でお願い⤴
周辺部の人は「曜日・時間帯・行先に制約があるけどユーバス」で。 

 もちろん、住民の共助と介護保険総合事業とで「停留所まで自力で来い」は無しです💕

 

2019年1月29日

市営バスの費用対効果は、誰が知っているの?

昨日の続き
  2019/1/28 利用されるユーバス見直しは、誰と相談するといいの?

 笹本氏のPPのP8には、「路線バスの廃止には、ものすごいエネルギーが必要になる」

 この一言は、由布市には関係ない。

その苦労はしなくていい。
 既に、地域内の一般路線は無いからだ。

 あとは、由布市が、どんな形でいくらの予算で、運行させるか決めるだけ 

さて、由布市は、道路運送法第4条の一般乗合許可で、大分バス・亀の井バスに委託している。

 どうも、ここんとこで由布市は何か勘違いをしているんじゃないかと、私は感じている。

 大分運輸支局や九州運輸局に、電話をして尋ねるが、決まってこう言われる。 

 「『委託契約の内容が、交通弱者にとって便利なのか』、とか
『委託費用が高いか安いか』、とかは
市町村が決めることで、私たちからとやかく言えない。

 「だから、住民から指摘を続けていただくしかない」
そして、「もちろん、市町村から相談があればお話できます」とも

 だから、運輸局にも尋ねてみてほしい 
運輸局だって業者の味方だけど、費用対効果の判断は、業者の話を聞くだけの今よりずっと公平なはずだ。

 

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